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年頭所感
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日本道経会 会長 十川 照延 |
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2010年の新春を迎え、謹んで全国の会員の皆様に、衷心よりお慶びのご挨拶を申し上げます。
昨年は、天皇陛下御即位20年をお祝いする政府主催の記念式典が全国津々浦々で執り行われ、国民全員がお祝い申し上げました。
そして、政権も変わりましたが、経済面では、経済の停滞がますます深刻になっており、デフレ・株安という2つの姿が鮮明になり、雇用環境・景気等の諸問題が発生し、中小企業はもとより、大企業においても厳しい経営を強いられております。
株式市場は極めて停滞色を強め、株価の低迷以上に株式市場の売買高自体が1年前のおおむね半分まで大幅に低下し、新政権における子ども手当てのばらまきと事業仕分けで経済がよくなるだろうかと、懸念を持たれておるのが現況ではないかと思われます。
現状はどうあれ、今こそ道徳と経済は一体であるという原典に基づき、人間本位の経営を目指すべきであり、モラロジーの創立者の廣池千九郎博士は、経営者の具体的な金銭の使い道を、「従業員や機械は物を生産する。これに金銭を惜しむようでは、企業は発展しない」「非生産的な物に金を必要以上にかける会社は滅びる」と言われております。
そこで、次のことが人づくり大綱として考えられます。
(一)まず人をつくる前に自分をつくること。すなわち経営者率先の人間教育である。
(二)人は環境によってつくり、つくられる。すなわち良き環境が人をつくることができる。
(三)従う人から創造性豊かな人間をつくる。
(四)人望教育に徹する。
(五)企業は人間形成の場所である。
本年は、共に道経一体思想の原典をしっかり身につけ、可変と不変を充分に見極め、後継者の育成に力を注ぎ、健全経営を目指し、日々精進努力を積み重ねることが肝要であります。そして、常に世界を視野に入れながら、希望に満ちた年であることを願っております。
会員の皆様には、昨年に増して本会に格別なるご支援、ご協力をお願い申し上げます。
終わりに、会員企業のご活躍とご繁栄を祈念申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。