一般社団法人 日本道経会

一般社団法人 日本道経会

日本道経会は、「道徳経済一体」の理念に基づき、産業人教育の推進ならびに繁栄と永続の企業の創造につとめ、 経済倫理の確立および経済界の安定的発展に寄与し、地球市民の一員として社会に貢献することを目的としています。

活動予定

2017年6月27日~7月6日
27日(火)
28日(水)
29日(木)
30日(金)
福井支部 嶺北地区 ...
1日(土)
2日(日)
3日(月)
4日(火)
5日(水)
東京支部 例会(ディ...
6日(木)

京都支部 総会を開催

活動報告
平成29年6月12日
  • 事務局長
中田耕司

平成29年4月25日(火)18時より、総会を新都ホテルにて開催。記念講演会は、川勝依子氏(株式会社アナテック・ヤナコ社長)より「 事 業 継 承 ~ 親 子リレーのバトン」と題して34名の出席でご講演頂きました。
【講演要旨】
創業は明治25年、曾祖父の柳本富五郎が柳本商店の称号にて、研究・医療用硝子器具(ビーカー、フラスコ等)の小売業を京都市中で創業しました。その後、戦前、戦中、戦後の時代を乗り越え、昭和42年に父が社長に就任します。昭和55年頃から労働争議が勃発し、多くの社員が会社を去り経営危機に陥ります。昭和60年、父は環境計測部門を分離独立させ、(株)アナテック・ヤナコ設立を決断しました。両親、兄弟を含めて社員20名ほどでの立ち上げでした。かろうじてブランドは維持できたものの、世相はバブル崩壊、社内では父と弟が競い合い二分化の状態と、決して順調ではありませんでした。

そんな中、3年余の会社勤務の経験はあったものの、長らく専業主婦だった私が、アルバイトをきっかけに平成15年に当社に入社しました。しかし、経理も技術も何もわかりません。周りの人たちから特訓を受け必死に頑張りました。しばらくすると社長交代の話が持ち上がります。従業員から懇願を受け、平成18年に社長に就任することになりました。もちろん父も家族も反対です。社長就任後、父と同居するようにしましたが、父は人に裏切られた経験から、人は信用できないという立場、私は社員の気持ちを大切にという立場で、経営方針は相容れません。そんな中、私は社長就任後、新社屋の建設、新入社員の採用、開発の外部委託等、無謀とも思われる手を打っていきました。

お陰様でなんとか業績も好転し、昨年、父が心の内を話してくれました。父が何にでも反対していたのは、社員や関係者の反感を一身に負って、矛先が私に向かないようにと考えての事だったのだと。私は、父に負けたくない、認められたい、その一心で頑張って来わけのですが、それもこれも、父の深い愛情と懐に抱かれ守られての事だったと気づかされたのです。それ以来、父は優しい顔になり、今では何でも話せる間柄になりました。

最近、私の息子が後を継ぎたいと言い出しました。子は親の背中を見て育つということでしょうか。まず私は、息子の本気度を確かめることにしました。すると、彼は大学院に入学し、現在海外留学中です。もう少し見守りたいと思っております。
最後に一言、仕事は楽しい、仕事は生き甲斐、父にも、社員にも感謝、感謝の毎日です。

コラム

あらためて よい行いを

「科学とは真理を探究することです」もう50年も前のことですが、私が大学の人文学部に入学した初めての授業での教授の言葉でした。科学を理科的なものと思っていた私はその勘違い気づき、なにか学術的、学究的な雰囲気を感じ、大学とはなんと素晴らしいところなのかと感じた良い思い出です。 その十数年後、初めてモラロジーと出会えたのですが、「道徳科学」という言葉が飛び込んできました。道徳の真理を深く考え明らかにしていく学問なのかと、なんの違和感もなく、ごく自然に受け入れることができ、この時も...続きを読む