一般社団法人 日本道経会

一般社団法人 日本道経会

日本道経会は、「道徳経済一体」の理念に基づき、産業人教育の推進ならびに繁栄と永続の企業の創造につとめ、 経済倫理の確立および経済界の安定的発展に寄与し、地球市民の一員として社会に貢献することを目的としています。

活動予定

令和元年8月21日~30日
21日(水)
22日(木)
長崎 例会
23日(金)
24日(土)
25日(日)
26日(月)
27日(火)
岐阜 経済講演会
28日(水)
29日(木)
30日(金)

企業訪問例会を開催【京都支部】

活動報告
令和元年8月10日
  • 事務局長
中田 耕司

令和元年年6月27日(木)、15時より京都府宇治市にあるHILLTOP(株)様を訪問し、山本昌作副社長のご講話を伺い、その後、工場見学をさせて頂きました。悪天候の中でしたが38名の方々にご参加頂きました。

以下は山本昌作副社長のご講話要旨です。

弊社は昭和36年(1961年)「山本鉄工所」として両親と兄の3名で創業しました。鉄工所は重労働です。父と共に油まみれになって働く母の姿は学生時代の私の眼にも痛々しかったのを覚えています。大学卒業時、私は商社に内定していましたが、両親から乞われて家業を手伝うことになります。当時は自動車部品の下請けメーカーで、それが売上の8割を締めていました。労働量の割に儲からない、しかも毎年5%のコストダウン要求、これでは将来は無い。父を説得して、その下請けから脱却はしたものの、注文がない、作るものがない、違う意味でつらい時期を過ごしました。その頃の苦労が今の私のパワーの源だと思います。

昭和55年(1980年)に株式会社化し、私は一つの挑戦を始めました。それは、工場で金属加工の機械を操る職人さんの技をデータ化することです。無休・無給の生活を3年間続けてようやくモノになりました。職人さんの匠の技をデータ化し、PCと加工機をオンラインで繋いで稼働させたのです。プログラマーが昼間作ったプログラムを帰宅前に加工機にセットしておくと、夜間に機械が稼働し朝にはモノができているのです。これにより、大量生産ではなく、試作品を含めた単品ものを積極的に受注できるようになり、業績を伸ばしていきました。

中小企業の自立は、自社製品を開発することだけではありません。取引先の1社依存度を30%以下に保つことだと思っています。弊社は現在11%です。そのためには、リピート受注を追うのではなく、常に新規顧客を開拓することが大切です。新規顧客は、展示会でどんどん増やせています。それは、常に少し難しいことにチャレンジしようとする姿勢があるからだと思っています。

お陰様で紆余曲折はありながらも、社業は順調に成長してきました。現在、社員は140名、その内女性は40%、文系は80%、プログラマーの60%は文系です。平成19年(2007年)に新社屋(現在の本社)を竣工し、若い社員がジーンズやトレーナー姿で社内を行き来し、作業着でなく白衣を着て働ける工場が実現しました。彼らの多くは工作機械でなくPCに向かって仕事をしています。

当社の企業理念は「理解と寛容を以て人を育てる」ですが、私のモットーは「楽しくなければ仕事じゃない」です。本人が希望すれば、外部セミナーもOK、新しい設備の購入もOK、社内にはオープンモノづくりラボを作り、誰でもいつでもだれとでも、やりたい時に議論し、試作し、うまくいけば商売に繋がるという仕組みも作りました。やりたい仕事はどんどん進めろ、出る杭は打たれろ、君に任せた、の気概で、やる気のある社員をサポートしています。

平成24年(2012年)には上海オフィスをオープン、平成26年(2014年)にはアメリカカリフォルニア州に工場をオープンし、同年、社名をHILLTOP(株)に変更しました。カリフォルニア工場でも日本と同様に、ソフトは日本で作成して、それを電送して現地のマシンにセットして製品を生産しています。4年間で1000社の顧客を開拓できました。

今後も、社員が常に新しいモノ・コトにチャレンジできるような環境を維持・整備し、「楽しくなければ仕事じゃない」を実践し続けていきたいと思っています。

コラム

東京支部 代表幹事に就任して

本年4月より東京支部の代表幹事を拝命いたしました関根光夫です。 私は株式会社ハートランドという衣類のクリーニングをする会社を経営しています。平成7年3月に、父の経営するクリーニング会社より分社をして、現在は25期目に入りました。 本店・本社は東京都葛飾区にあります。葛飾区内に10店舗の受付受け渡し窓口の直営店を持ち、その店舗で預かった洋服を、埼玉の工場で一括してクリーニングをしています。社員数は店舗・工場を合わせて、社員2名とパート53名の合計55名です。 弊社の経営理...続きを読む