一般社団法人 日本道経会

一般社団法人 日本道経会

日本道経会は、「道徳経済一体」の理念に基づき、産業人教育の推進ならびに繁栄と永続の企業の創造につとめ、 経済倫理の確立および経済界の安定的発展に寄与し、地球市民の一員として社会に貢献することを目的としています。

活動予定

2017年4月25日~5月4日
25日(火)
佐賀支部 総会
26日(水)
27日(木)
28日(金)
29日(土)
30日(日)
1日(月)
2日(火)
3日(水)
4日(木)

東京支部 講演例会を開催

活動報告
平成29年4月10日
  • エンゼルフーズ㈱
德井 秀男

平成29年3月15日(水)15時より京王プラザホテルに於いて、日本大学経済学部教授の大森信氏をお招きして、「そうじ資本主義-日本企業の倫理とトイレ掃除の精神-」と題し、講演例会が開催されました。

【講演要旨】
掃除と経営を有効性と効率性の観点から見た場合に、有効性と効率性の両方を考えるのが一般的な経営理論(手法)であるが、掃除と経営を結びつける研究において有効性は有るが効率性の薄いものである。アンケートによる積極度・楽しさの点数は決して高くは無く掃除は楽しいものでは無い。しかし掃除して悪い事は何一つ無い。これまでの歴史的な名経営者もまた掃除に執着していた事実もあり掃除を行う事は企業経営において有効なものであると考える。

掃除とは「5S」の考えが主流で「5S」を導入した企業事例を見るとその組織や人の本性が分かる。「5S」とは「整理・整頓・清掃・清潔・躾」である。まずは整理で必要なものであるか「区別」、整頓で「整える」。そして「掃除を行い」清潔で「維持する」。そして躾により「維持する人間を作る」。「5S」の2つの効果として直接的効用と間接的効用がある。直接的効用は掃除・5Sの行動が企業に効用を及ぼすもの。間接的効用は掃除により人の心が養われ企業に効用を及ぼすものである。プラグマティズムの哲学者の言葉を参考に経営学的アプローチから考えると「戦略を立て組織が実践する。」という一般的な考え方に対して「実践することにより組織が戦略を見いだす。」考えが大森先生は自分の行っている研究だと感じている。

経営において目的重視の経営と手段重視の経営がある。目的重視とは目的を達成する為に効率良く手段を考える事で目的ありきであり、手段重視とはまず大切にしている手段がありそれを通じて新たな問題を解決していくことである。ディズニーランドの掃除は「夢の国にゴミが落ちていない」事が目的で掃除は行われており目的重視である。目的重視と手段重視は相反するものでは無く状況によって使い分ける必要がある。

今回の講演を拝聴して、掃除には会社に必要な経営資源である「人財」の足腰を鍛えられるということを学ぶことが出来ました。たかが掃除、されど掃除、当たり前のことを馬鹿にしないでキチンとやること。これによって、会社とともに自分自身も日々精進して、成長したいと強く心に刻み込まれました。

コラム

日本道経会理事を拝命して

私は現在、日本道経会の理事を仰せつかっております。 仕事は鶏の処理工場を持つ卸売販売事業と飲食店経営事業を行う複数の会社を経営させていただいております。 創業は昭和22年で、終戦直後に私の父である新井潔が、友人からの勧めで鶏を仕入れては売り歩くという商売から始まりました。多くの皆様方のお力をお借りしながら、おかげ様で今年70周年を迎えることができることは、本当に感謝の念に堪えません。 昭和62年に75歳で父が亡くなり、私は39歳で父のあとを継ぎ社長になってから、なかなか...続きを読む