一般社団法人 日本道経会

一般社団法人 日本道経会

日本道経会は、「道徳経済一体」の理念に基づき、産業人教育の推進ならびに繁栄と永続の企業の創造につとめ、 経済倫理の確立および経済界の安定的発展に寄与し、地球市民の一員として社会に貢献することを目的としています。

活動予定

2017年5月26日~6月4日
26日(金)
奈良互敬塾 例会
27日(土)
28日(日)
29日(月)
30日(火)
京都互敬塾例会
31日(水)
1日(木)
2日(金)
神奈川支部 例会
3日(土)
4日(日)

東京支部 総会を開催

活動報告
平成29年5月10日
  • エンゼルフーズ㈱
矢島 浩

平成29年4月12日(水)16時より新宿・京王プラザホテルにて支部総会を開催し、平成28年度の事業・決算報告ならびに平成29年度事業計画案・予算案は、可決承認されました。
引き続き「松下幸之助は何故成功したのか~史上最高の経営者に学ぶ最強のリーダー論~」と題し、㈱江口オフィス代表取締役の江口克彦氏を講師にお招きして特別記念講演会を開催しました。

江口氏は松下幸之助の側近として23年間、ほぼ毎日毎晩、松下氏と語り合い直接指導をうけられました。36才の時にPHP総合研究所の経営を任されます。経営を任せられるに当たって、今まで秘書としてしか経験が無かったので、一度はお断りされましたが、その際、松下氏より「そんならやらなくてもいい」と言われます。しかし、雑談の中で「君、いっぺんやってみい」の言葉を受け、断れない状況になり、渋々引き受けられます。その後は赤字体質であったPHP総合研究所の大幅な売り上げ増、収益増に貢献されました。

【講演要旨】
松下氏は経営者として一番大事に考えていたのが人間観である。人間をどうみるか、どうとらえるか。人間は誰もが素晴らしいものをもっている。それがわかった上で使命感をもって、素直な心で経営をしていく事だ。松下氏がなぜ成功したのか一回だけ語った事がある。その成功の要因には以下の9つが挙げられる。
①自分が凡人で体が弱かったから、学校にもいっていない。自分一人では何も出来ない、とわかっていたからこそ人に意見を求めた。わからない事はすぐに聞く。衆知経営。数多くの知恵を集める。
②人材に恵まれた。しかし本当はそうではなかった。信頼して、仕事を任せる事で人は育っていった。
③方針を明確に打ち出した。基本理念、具体的目標、最終目標を部下に示さないといけない。
④理想を掲げた事。250年先に松下が日本を動かす会社になっている。そう思うと社員もそのような気持ちで仕事に取り組むようになる。
⑤時代に合った事業をする事が出来た。いち早くこれからの時代は「電気の時代」と気が付いた。
⑥派閥を作らなかった。よって全ての情報が、松下氏の下に集まった。
⑦ガラス張りの経営を行った。社員に全ての情報を開示する。
社員は「私たちの会社」という気持ちになっていて、信頼関係が作られていった。
⑧全員経営→提案制度→自分の職場以外の提案→会社、社長への提案、それをまとめる部署もある。全員が会社の事を考えること。
⑨松下の仕事は公の仕事である。世の為、人の為に仕事をすることである。

社員の皆さんにこのような気持ちで仕事をしてもらうために、4つ大事な事がある。①励ます事。②誇りをもって仕事してもらう事。③感謝の気持ちで常にいる事。④感動を与えられるようにする事。
一代でここまで大きい会社にする事は松下氏のカリスマ性が大きかったと思いますが、お話しを伺う中で、難しい事はどれ一つとないと感じました。「どれだけ徹底して行うことが出来るか」が本当に大事な事ではないかと感じました。
講演後、懇親会にて「何故、側近として松下氏から選ばれたのですか?」と聞いたところ、「思想が近いからだったのではないか」というご回答でした。年齢差が親子以上あるにも拘わらず、松下氏と同じレベルでの思想を持てる、江口講師のすごさを感じました。      

コラム

あらためて よい行いを

「科学とは真理を探究することです」もう50年も前のことですが、私が大学の人文学部に入学した初めての授業での教授の言葉でした。科学を理科的なものと思っていた私はその勘違い気づき、なにか学術的、学究的な雰囲気を感じ、大学とはなんと素晴らしいところなのかと感じた良い思い出です。 その十数年後、初めてモラロジーと出会えたのですが、「道徳科学」という言葉が飛び込んできました。道徳の真理を深く考え明らかにしていく学問なのかと、なんの違和感もなく、ごく自然に受け入れることができ、この時も...続きを読む