一般社団法人 日本道経会

コラム

道経一体経営セミナーを開催

巻頭言
平成30年8月10日
  • 旭栄産業(株) 
柳 龍一郎

平成30年7月14日(土)、長崎新聞社文化ホールにおいて「道経一体経営セミナー」を開催しました。本年は岩手県から小松遊平講師と、地元長崎の原孝司講師をお招き致しました。

小松講師からは、「燼」という言葉と親鸞聖人七百五十回御遠忌のテーマ「今、命があなたを生きている」より、縁のみなもとを辿るお話しを頂きました。講師が苦悩の連続だった若い頃、出逢った先生とのエピソードを教えて頂きました。
次男であった小松講師に、「家業の中で、弟が兄を凌げば家業は潰れる。君は捨石となれ」と先生は語られたそうです。同族経営では、内輪で闘わない、優先順位はある、分限を守る、使命・役割がある、役割を全うする事が尊い、と教えて頂きました。

運を良くする人生とは徳を観る事、得と徳は異なるものである。
繁栄と発展は違うのだという事。徳こそが運であり、徳こそが永続性、即ち徳の分だけ会社は存続すると教えて頂きました。運が良くなる三つの事は、人の役に立つ、人を喜ばせる、人を救う事だそうです。良い事を良い心で行なえば良い結果となる。又、身に覚えの無いことは身に覚えがある事よりも根が深いとの事です。順現報受・順次生受・順後次受との言葉が有り、大事なのは、自力で気付く事だそうです。

原講師からは、今まで実際にお会いになった企業の「徳」についてのお話がありました。残念な事に潰れてしまう会社には、それなりに理由があるとの事でした。今こそ知恵と徳が必要なのだそうです。
「不易流行」、考えは変えないがやり方は変える。企業の方向性を決定する時、それは国の為になるのかと自問する。材料・資源の為に供養塔を建てる企業、訪問時に手を合わせる心を持つ営業マンのお話し。又社長自ら顧客の声を聴き、社風を変え、即ち考えを変え、風向きを変える。
今回も貴重な勉強となりました。大切なのは、世の中に一人しかいない自分に取って、「徳」へのアプローチは自分なりのルートを創り出す事ではないかと考えます。第二の徳という言葉がありますが、自力で其処に如何に辿り着くか、と考えさせられました。有り難うございました。