一般社団法人 日本道経会

一般社団法人 日本道経会

日本道経会は、「道徳経済一体」の理念に基づき、産業人教育の推進ならびに繁栄と永続の企業の創造につとめ、 経済倫理の確立および経済界の安定的発展に寄与し、地球市民の一員として社会に貢献することを目的としています。

活動予定

2017年6月27日~7月6日
27日(火)
28日(水)
29日(木)
30日(金)
福井支部 嶺北地区 ...
1日(土)
2日(日)
3日(月)
4日(火)
5日(水)
東京支部 例会(ディ...
6日(木)

奈良支部 総会を開催

活動報告
平成29年6月12日
  • 佐藤薬品工業㈱
上田誠一

平成29年4月27日(木)、奈良県橿原市の橿原ロイヤルホテルにて、平成29年度支部総会を開催しました。井上代表幹事の開会挨拶後、議長に井上代表幹事が選出されました。事務局長の佐藤薬品工業㈱の佐藤進氏により第1号~第4号議案について説明され、可決承認されました。

続いて、法相宗大本山薬師寺長老・奈良喜光寺住職の山田法胤氏より「激変の酉年~これからの生き方」についてご講演頂きました。今年は酉年であり、酉年には何かが起こるとの事でした。まず酉という字の説明がありました。字の形から、壺の中の物が発酵した後、壺から出てくることから、壺の中に何を入れるかで物事が良い方にも悪い方にもなるとの事でした。日本が敗戦した年も酉年であったことを初めて知りました。現代の日本の若者の70%が10年先は日本が悪くなっていると悲観しているとのことでした。国際社会においても、アメリカファーストをかかげたトランプ氏が大統領になったことをきっかけに、ヨーロッパではイギリスのEU離脱、フランス大統領選挙ではEU離脱、反移民をかかげるルペン氏が有力な情勢であり、自己中心的な考えに向かっていないか、悪い方向に向かっていないか、激変する年になるのではという事でした。

話は変わり、「難波」「浪速」等、地名の由来から、神武天皇が橿原神宮に辿り着くまでの話などの時折、雑談を交えながら楽しく、教えて頂きました。
そして、戦後の天皇とマッカーサーとのやり取り中で、マッカーサーは、国民の飢え死にだけはしないよう尽力された天皇の人格に感銘したお話を聞きました。その昔には、中大兄皇子、行基と薬師寺、善光寺との関係をご説明されました。歴史の話が多く、話についていくのに必死でした。また、ニュース
で話題の忖度についても、元々仏教用語であることを教えて頂きました。

次に、仏教より転依とは、老後に貯蓄された方が、そのお金目当てに殺されたという例で、間違った依りどころを転じて考えないと、悪い方向へいくということと、莫妄想という教えでは、妄想などせずに今やるべきことをするということを教えて頂きました。正岡子 規 の 一 句より、「あじさいや きのう の 誠 今 日 の
嘘」について、「人の心も花の色のように移ろいやすいもの」と表現されており、人間の世の中は嘘ばかりで仮のものを認めているという事を考えて、経営に活かしていきましょうとのことでした。

最後に、三業について、身業(体)、語業(口)から無表業、意業(心)から無表業となった物が、積業となり、心の中に蓄積されていく。
これは人格=品性となる。これは代々連なる。この為、この三業について自分はどうするか、考えていかなければならないと思いました。また、遺伝子の話から、人間とは一体何者か、どこからきたのか、人間はやりたい放題である。他の動物は何もできない。

人間は慎むべきであるとのことでした。釈迦の言葉より、諸行無常=世の中は移り変わる、是生滅法=いずれ死ね、生滅滅已=自分のものはない、寂滅為楽=煩悩を滅し、こころ静かな楽しみに至るという言葉を忘れないでいこうと思いました。
みんな自分が大切である。だが、まず自分自身の利己的な考え方を変え、みんな少しずつでもよい方に変われば、激変の時代の中を生きる若者たちが先行きを不安する世の中でなくなるのではないかとの事でした。三業について日々の自分の行動、言動、心に思う事について考えながら、真実を見極め、身につけて、日々精進していこうと思います。
最後に、ご自身が薬師寺を復興する上で、地道に数十万巻のお写経で資金を集められた事に、すごいとしか言えませんでした。初めて聞く言葉、また奥の深い言葉ばかりで、難しい所もありましたが、笑いも交えられ、楽しく勉強させて頂きました。

コラム

あらためて よい行いを

「科学とは真理を探究することです」もう50年も前のことですが、私が大学の人文学部に入学した初めての授業での教授の言葉でした。科学を理科的なものと思っていた私はその勘違い気づき、なにか学術的、学究的な雰囲気を感じ、大学とはなんと素晴らしいところなのかと感じた良い思い出です。 その十数年後、初めてモラロジーと出会えたのですが、「道徳科学」という言葉が飛び込んできました。道徳の真理を深く考え明らかにしていく学問なのかと、なんの違和感もなく、ごく自然に受け入れることができ、この時も...続きを読む