一般社団法人 日本道経会

一般社団法人 日本道経会

日本道経会は、「道徳経済一体」の理念に基づき、産業人教育の推進ならびに繁栄と永続の企業の創造につとめ、 経済倫理の確立および経済界の安定的発展に寄与し、地球市民の一員として社会に貢献することを目的としています。

活動予定

2019年3月22日~31日
22日(金)
23日(土)
24日(日)
25日(月)
26日(火)
27日(水)
28日(木)
29日(金)
京都互敬塾 例会
30日(土)
31日(日)

道経一体経営セミナーを開催《大阪支部》

活動報告
平成31年3月10日
  • ジャトー株式会社
藤原 陽世

平成31年2月15日(土)に,恒例の「道経一体経営セミナー」をホテル阪神大阪にて開催いたしました。

講師は、経営実践体験講師として奈良県の「宇陀牧場」代表の井上源一氏に第1講、講義担当講師として広島県の「株式会社八天堂」代表取締役社長の森光孝雅氏に第2・3講をお願いいたしました。当日の参加人数は40名の参加でした。

【講演要旨】

第一講 井上源一氏 宇陀牧場 代表

「起業と勉強」

高校卒業後、農業講習所に入り初めて牛一頭を8,000円で購入して育てた。餌代は牛が売れたときに支払いをする仕組みだった。初めて放牧した日に牛が転落で怪我をして死んでしまった。命を扱う仕事をしていながら知識もなく農業をしていたことに反省し勉強するようになった。

20歳で1年間アメリカのアイオア州へ農業の勉強に行った。牛の勉強よりも色々な経験をしたことで大変為になった。その時の経験から3年に1度ぐらいは海外に出て外から日本を見る事は大事である、と考えるようになった。また、自身を客観視することは自尊心を育むことにもつながる。

「廣池千九郎の教え(無借金、現金取引について)」

帰国後、モラロジーの誘いを友人から受けた。モラロジーを通して人間関係などが面白いと感じた。オイルショックの頃に、金融機関から貸付金の返済を要求された。当時は大変困ったが経営をしていく上で大変良い勉強になった。

現在は3つの経営目標を立てている。①現金取引、②無借金、③値切らない(高く購入という意味ではなく適性価格で購入)

「自然界からの学び」

どんぐりは地面に落ちると虫に食われる。しかし、虫に食われたどんぐりを小動物は食べない。虫に芯まで食べられなかったどんぐりは芽を出し育っていく。小さな痛い目や失敗を経験することは将来の資本になることを教わった。通常、木を切れば、新しく芽が出てくるが大木なってから切っても再生しない。適期に代替わりすることで次の世代が育つことを自然界が教えてくれている。

自然界を含めて周りから教わる事は多いが、自分中心で感性が乏しければ気づきが無い。その為、豊かな感性にしていくことが、豊かな人生につながると改めて認識しました。

第二講・第三講 森光孝雅氏 株式会社八天堂 代表取締役

「他社との差別化」

3週間前に深圳にいった。目的はクリームパンの袋詰め現場にIT(ロボット)の導入を検討する為である。しかし現地の人は手でやった方が良いとのことであった。理由は、IT(ロボット)では他の会社が真似をする。手の方が質感や存在感が全く違うとの事であった。これからはアナログとIT(ロボット)の融合が必要になってくる。

「3代目としてのスタート」

平成2年に三原に帰って三代目として店をオープンした。税理士と相談して銀行から1.5百万円を借りて経営をスタートした。経営も堅調に伸び10年で13店舗ほどに拡大するまでになった。当時は、人の役に立ちたいと思い会社を経営してきたが、夢(志)が無かった。次第に野心(野望)に変わっていった。

「経営の変化」

14店舗目の出店計画中に、優秀な店長が辞めた。その後、次々に人が辞めていった。

人が減り、各店舗の運営に手が回らなくなってくると経営も厳しくなり、心身ともに追い詰められていった。義理の母に作ってもらった食事が原点となり、「おいしいものをつくる」から「心を込めてつくる」に考えが変わった。

会社の残った社員に対しては「出来る」「出来ない」よりも一人一人の色を引き出すことを考えるようになった。姿勢が変わってくると、徐々に経営が回復していった。現在、八天堂は社員の為に、お品は顧客の為に、利益は未来の為に、会社の質を上げていく。を信条としている。利益を生む経営、しっかりした財務体質にしていくことで心身ともに充実した健康経営につながる。

経営資源(人、物、金)は量の拡大ではなく質の良化を追求していくことが、永続経営につながる、と森光講師の実体験を伺い、改めて感じました。

コラム

支部事務局紹介

三 重 支 部 三重支部は会員企業17社の小さな支部ですが、年に一度の経済講演会をはじめ、テキスト『徳づくりの経営』を使用しての勉強会や各地区担当が主催する例会、また愛知・岐阜・三重の3支部合同による事業なども行っております。 私は大学卒業後、中堅ゼネコンでサラリーマンとして働いた後、祖父、父と続いた家業を継ぎました。結婚間もない頃、工事作業中の注意で高所から転落し大怪我を負ったのが始まりで思いもよらぬ出来事が次から次へと起こりました。また、採用しても定着しない社員による...続きを読む