一般社団法人 日本道経会

活動報告(互敬塾)

全国ライブ配信セミナー 渋沢栄一の『論語と算盤』で時代を切り拓く!

活動報告(互敬塾)
令和4年01月17日
  • 一般社団法人日本道経会互敬塾 副塾長
  • トーホー株式会社
濱口 武

令和3年12月17日(金)に全国ライブ配信セミナーを開催し、全国から約150名の方々にご視聴いただきました。

講師として、シブサワ・アンド・カンパニー(株)代表取締役、コモンズ投信(株)取締役会長の渋澤健氏をお招きし、「渋沢栄一の『論語と算盤』で時代を切り拓く」をテーマに、渋沢栄一の言葉を現代的に分かりやすく解説していただき、今の時代と見えない未来を切り拓くヒントを共に考えるという、非常に内容の濃い、貴重なセミナーになりました。

第一部のキーノートスピーチでは、「論語と算盤」「道徳と経済」の「と」の力を強調され、一見矛盾することを両立させながら化学反応(新しいクリエーション)を起こすために、この「と」の力が非常に大切だと教えていただきました。

また、それをカレーうどんに例えられ、日本人が「と」の力を使う意義も分かりやすく説明されました。「と」の力とはまさに人間力であり、見えない未来を信じる力に繋がる。我々が日本道経会において、道徳と経済の両立を諦めずに目指すには、この見えない未来を信じる力がなくてはならないと教わった様に感じています。

そして、渋沢栄一が唱えた「合本主義」は、最近世界的に注目されている「Stakeholder Capitalism」に繋がる。「新しい資本主義実現会議」の民間有識者メンバーに選ばれている渋澤講師ならではのご発言もありました。

最後には、「MADE WITH JAPAN」というZ世代を含めた我々に対する未来志向のメッセージもあり、まさに今の時代と未来を切り拓くヒントを考えることができるキーノートスピーチになりました。

第二部のトークセッションは、日本道経会の生田副会長にもご参加いただき、終始和やかな雰囲気で進めることが出来ました。

道徳にはImagination(想像力)が必要というお話や渋沢栄一の人づくりに対する具体的な実践方法など、共感を覚える様なお話も多々あり、大変参考になりました。

トークセッションでは渋澤講師のお人柄にも触れることができ、やはり人間力や人としての懐の深さが道徳には必要だと感じました。

渋澤講師の最後の言葉、「一人一人の実行は微力かもしれないが、その微力、一滴一滴のしずくが集まれば大きな川になり、それが大きな力になる」

これが我々日本道経会に対する渋澤講師の応援メッセージだと思います。

今回のセミナーでは多くの方々のご理解・ご協力をいただいたことに感謝いたします。ありがとうございました。