(一社)日本道経会 副会長を拝命して
- 株式会社八天堂 代表取締役
今年度から副会長を仰せつかりました。微力ではありますが佐藤進会長を支え、また担当役員として、モラロジー道徳教育財団と麗澤大学との連携を『三方よし』をテーマに計画して参りますので宜しくお願い致します。本題に入る前に、先般感動を覚えたフレーズがあるので紹介します。以前東京支部で講演された田坂広志さんの言葉です。「現在71歳だが3年後の自身の成長が楽しみだ」つまり人生終身成長の姿勢に心打たれた次第です。
未だ終息を見ないコロナ禍においても、業績を伸ばしている会社があります。決まって言える事は、そこに圧倒的な『情熱』を持ったリーダーがいる事です。しかし、世界最大の調査会社であるギャラップ社の調査に拠れば、日本には『情熱』を抱き仕事に正対する人が5%、しかも先進国ダントツの最下位であるそうです。よってこの30年の経済衰退は自明の理とも言えます。そして『情熱』が薄いリーダーは、コロナが致命傷となり未だ突破口を見出せないままでいるのです。日本道経会 と互敬塾は『三方よし』の価値観の下、一緒に学び同志一人一人が感化し合い、人の心に火をつけて行く会であります。京セラ創業者稲盛和夫氏曰く、人間には3種類”自然型・可燃型・不燃型”があると。私自身の過去を振り返ってみても、何時も自然型であり続ける事は難しかったです。皆さんにおかれても、時に落ち込み自暴自棄になりかけた事もあったと思います。そう言った時に、日本道経会・互敬塾の存在意義が問われるのでは。つまり、我々が”お互いの心に火をつけ合える”仲間となって行かなければと思うのです。そのためにも、本気で語り、本気で行動する、それこそが、これからの日本道経会 ・互敬塾に求められる事ではないでしょうか。
時の名リーダーは、逆境をチャンスと受け止め成長しています。所謂、逆境こそが成長へのキーワードとなっているんですね。ならば今がチャンスでは無いでしょうか。『三方よし』の価値観(判断基準)の下、共に道徳経済一体思想に学び、社会に必要とされる会社また経営者となるべく、共に挑戦して参りましょう。有り難うございました。