岡山支部 企業訪問
- 事務局長
令和4年11月1日(火)、株式会社赤福を訪問し、同社の迎賓館「杉風荘(さんぷうそう)」で、専務の濱田朋恵様よりお話をいただきました。杉風荘は、G7伊勢志摩サミットの配偶者プログラムで総理婦人主催の昼食会の会場になるほどの由緒正しい場所です。そのような場所で朔日餅をいただけるということで浮かれ気分でおりましたが、濱田さんよりお話しいただいた、赤福さんの歴史に圧倒されて参りました。
私たち日本人がお伊勢参りをするということには、特別な想いが込められます。神々への畏怖、ご皇室への尊崇、ひいては日本に対する愛国心といった精神にかかわる想いです。内宮の門前で商売をするには、そういった人々の想いに応えられる企業でなければなりません。赤福さんがその地で300年以上、人々に愛され続けているのは、日本の精神伝統を大切にし、歴史文化を継承し、参拝者の想いに寄り添う企業であり続けているからだと感じました。
赤福さんもまた、私たちが学ぶべき老舗企業の一つです。赤福さんの歴史や赤福さんの投資で出来た「おかげ横丁」の話など、お伝えしたいことはたくさんありますが、このあたりのことは是非ホームページを読んでいただけたらと思います。
赤福さんには、食品偽装問題、お家騒動など、負のイメージを抱いていらっしゃる方もいるかもしれません。私たちは間違いを犯します。家族の問題は家族にしかわかりません。参加者全員、そんな負のイメージよりも、これまで赤福さんの積み重ねてきた「赤心慶福」の気持ちに、心を動かされた訪問となりました。
お話いただいたお礼に、少し宣伝を。赤福さんは現地でしかいただけない、生菓子、かき氷、ぜんざいなども提供されています。私のお気に入りは、赤福本店横にある、五十鈴茶屋の『粟ぜんざい』です。甘党の方、是非ご賞味ください。