愛知支部 講演会
活動報告
令和4年12月15日
- 事務局長
日 時:令和4年11月16日(水)PM5:40~7:10
場 所:名古屋銀行協会 4階403号室 34名
講 師:はままつフラワーパーク 理事長 塚本こなみ氏
演 題:『感動をお渡しするために』
- お客様が感動して頂くような景色(公園=フラワーパー」ク)を造り心からお客様を御迎えさえすれば経営は成り立つ、と確信をした。
- 足利フラワーパークの樹齢1000年の『藤』の移植と経営改善に成功した。年間20万人入場者数の赤字会社であったが、経営に参加してから1年目で34万人、次が47万人、80万人、100万人、165万人と年ごとに増加した。
- はままつフラワーパークの入場者数が2005年ごろから20万人になり一挙に赤字になった。国から浜松市に対して、こんなに赤字が続くのなら3年後の2011年に閉園して一般の公園にしなさいとの行政命令が出された。市は困って、塚本氏に必死に頼まれたので引き受けて成功させた。
- 1000年の樹齢の『藤の木の移植』を足利フラワーパークで成功させて日本で初めての女性樹木医になり大変な信用を得た。
- 足利フラワーパークから、樹齢1000年の樹木を移し植え替えてくれたらこの後の仕事は全部貴女に任せると言われた。藤の木の移植は直径60cm迄と業界で言われてきた。また幹に傷がつくとそこから腐ってゆく。普通の樹木は自ら傷口を治してゆくが、藤の木はそれが出来ない。クレーンで釣り上げる時、幹に石膏包帯を巻きつけ傷がつかないようにして移植に成功した。石膏包帯、という方法を思いつかなかったら成功していなかった。
- オープンして3年間赤字で銀行も融資してくれない足利フラワーパークを1年で黒字にした。方法は①市場ポジショニング調査をした(1都6県の花の名所の、何を売りにしているか?入園料はいくらなのか?入園者数は何人なのか?)②埼玉県春日部市、群馬県藤岡市、東京都亀岡天神周辺の3ヵ所にチラシを蒔いた(樹齢1000年の世界一美しい藤の木の名所が足利フラワーパークにあると。入場料は1,000円で)。なんと34万人の入場者が有った。
- 2015年園内のお客様の会話の『あ~生きていて良かった。こんなにも綺麗な藤の花を見ることが出来て』を直接聞き(その方は2011年南相馬であの大震災を体験した人)、お客様が心から感動して下さる景色を造れば経営は成り立つんだ!と確信した。
- 最近始めた事。不登校(引きこもり)の子供達を浜松市に許可をもらい現在20名程引き受けて面倒を見るようになった。