奈良支部 12月例会
- 大和中央陸運株式会社内
令和4年12月2日(金)17時20分より、ダイワロイヤルホテルTHE KASHIHARAにおいて、12月忘年例会を、講師に日本道経会専務理事能勢千晴氏をお招きして開催しました。
誓いの言葉の唱和に続き油谷謙之代表幹事の開会挨拶のあと、株式会社ジーピーウェーブ代表取締役森川良一氏の会員スピーチがあり、人材派遣会社を立ち上げた経緯について話され、支えてくださる多くの人のお陰に気づき、地域社会に貢献できる会社にしていきたいと話されました。
能勢講師からは「企業の繁栄は人づくり経営にあり」と題して講義していただきました。
初めにDVD[事業の本は人にあり 人の本は道徳にあり]2018年度版を視聴し、続いてテキスト「徳づくりの経営 第3章 人づくりの経営」に基づき、企業の社会的責任は「①本業を通じて国家・社会に貢献すること ②国家・社会に有為な人材を輩出する、人づくりの公設機関となること」であり、事業の究極的な目的は「人づくり」であり、人づくりは自分づくりであるとお話しいただきました。そのあと、「私の経営体験」として親から引き継いだ事業に失敗した体験をお話しいただき、何故営業譲渡せざるをえなかったのか、そのことによっていかに多くの方々のお陰を頂いていたか、妻をはじめ家族の支え、元従業員からの励ましの手紙や知人からのアドバイス、また、モラロジーのご縁で命を助けていただいたことや自宅競売を奇跡的に回避できたこと、それらから多くの気づきと学びを得ることができたことなど、生々しい体験をお話しいただきました。そして、全ては自分に「必要・必然・ベスト」であり、「他人と過去の起きた事実は変えられないが、考え方・受け止め方で自分の未来は変えられる」、「事の成るは逆境の日にあり、事の破るるは順境の日にあり」とお話しいただき、最後に最高道徳の格言「自ら運命の責めを負うて感謝す」を紹介して講義を終えられました。
今回の例会では、人生に起こる全てのことには意味があること、「人づくりは自分づくり」、自己の品性を向上させることが中心であること、国や社会の恩人・親祖先に安心していただいているか自分を常に省みることを改めて気づかせていただきました。ありがとうございました