一般社団法人 日本道経会

一般社団法人 日本道経会

日本道経会は、「道徳経済一体」の理念に基づき、産業人教育の推進ならびに繁栄と永続の企業の創造につとめ、 経済倫理の確立および経済界の安定的発展に寄与し、地球市民の一員として社会に貢献することを目的としています。

活動予定

令和6年7月28日~8月6日
28日(日)
29日(月)
30日(火)
31日(水)
1日(木)
2日(金)
3日(土)
4日(日)
5日(月)
6日(火)

京都支部 特別記念講演会

活動報告
令和6年7月17日
  • 事務局長
古川 正継

テーマ:「潮目が変わる時代にどう対処していくか」

去る、令和6年5月28日(火)ホテルグランヴィア京都において、日本道経会25周年記念 令和6年度日本道経会全国通常総会が開催されました。

その際、特別記念講演会として、㈱堀場製作所代表取締役会長、京都商工会議所副会頭の堀場厚様のお話を拝聴致しました。そのご報告を申し上げます。

タイトルは「潮目が変わる時代にどう対処していくか」との演目で大きく3点の大きなポイントを仰いました。

  1. 人材では無く「人財」。人が財産である、一番大切な財産として人財育成に努める
  2. 「肌で感じる」財務諸表も大切だが、海外企業とのM&Aに於いて重要になるのは、自ら経験し培ってきた肌感覚(感性)で相手企業を見抜く。
  3. 失敗⇒チャレンジ⇒対応力を身に付ける、経験としての失敗を受け入れる。

それは、堀場様自身のカリフォルニア大学在学中の飛行機ライセンス取得の経験から学ばれました。免許取得研修時の飛行訓練でやむなく強行着陸をしてしまった。もうライセンス取得は一巻の終わりだと思っていたが、その時三つの事を学びました。

ガソリンは常に満タン・雲の状況を常に把握する、そして最も大切な事それは、飛行機を墜落させない。

強行着陸は決して良く無いが、墜落しては元も子もない。アメリカで得た体験が今の経営の土台となっている事がひしひしと伝わって来ました。

堀場製作所は人財再生工場。7~8割の社員が失敗しているからこそ、その社員達はそこからの立て直し方を身に付けている。

他にもたくさんのエッセンスを教えて頂きましたが紙面の都合上最も重要な点を列挙致しました。

堀場様は90分の講演時間の内、スクリーンを使った講義はラスト30分のみで導入から中盤以降までは、上記記載のお話以外に、京都の歴史の独自性・永続する会社の人財育成他、縦横無尽にお話し頂き、それを聴いている聴衆者は皆真剣にしかし、リラックスした雰囲気の中で、撮影禁止もあり熱心にメモを取っておられる姿が多く見受けられました。「数々の経済講演会を聴いてきたが、今回が最高に吸収できた」と絶賛の声が寄せられ、堀場様の特別講演がご参加の皆様に有意義であった事が何よりの喜びとなりました。

コラム

日本道経会 副会長を拝命して

この度、日本道経会の副会長に就任いたしました福岡支部の代表幹事、杉慎一郎と申します。現在、昨年他界した父より引き継いだ小さなローカルスーパーを福岡で営んでおります。社長に就任して今年で15年目に入りましたが、人口減少と少子高齢化の市場を、増え続ける複数の競合他社と奪い合うような飽和市場の中でなんとか切り盛りしています。 生田新会長からこの度の就任のお話をいただいた時、年齢的にも企業規模的にも、加盟企業の中ではまだまだ若輩であり、何度かお断りをさせていただきました。しかし...続きを読む