一般社団法人 日本道経会

一般社団法人 日本道経会

日本道経会は、「道徳経済一体」の理念に基づき、産業人教育の推進ならびに繁栄と永続の企業の創造につとめ、 経済倫理の確立および経済界の安定的発展に寄与し、地球市民の一員として社会に貢献することを目的としています。

活動予定

令和5年6月2日~11日
2日(金)
3日(土)
4日(日)
5日(月)
6日(火)
7日(水)
8日(木)
9日(金)
10日(土)
11日(日)

東京支部3月例会・講演会

活動報告
令和5年4月17日
  • 株式会社みやこ食品
國本 文和

令和5年3月15日(水)、新宿アイランドタワー内の麗澤大学新宿キャンパスにて、東京支部3月例会・講演会を開催しました。㈱ECマーケティング人財育成・代表取締役の石田麻琴氏(日本道経会員)を講師に、「EC(インターネットショッピング)でのマーケティング戦略」についてご講演いただきました。

講義を聴いてまず、どんな業種であってもECは始められるという認識を新たに持ちました。実店舗小売の専門会社や、サービスやデジタルを商品としている会社でも、拡販戦略の観点から見たら、その本質はEコマースと変わらないと思い直しました。ニーズや利便性を追求する中で、販路が別れただけなのだと。

ECでの勝敗は、データマーケティングに掛かっていると言っても過言ではありません。もちろん広告画像やコピーライティング、在庫管理や物流、カスタマーサービス等も大事ですが、EC運用の軸となるのは、データの収集・分析・活用です。石田講師もECマーケティングにおけるデータの重要性を何より唱えていました。ECマーケティングとは[商品の企画・販売]→[アプローチ]→[データ(反響)の分析]→[改善施策]を繰り返すことです。つまりこのPDCAサイクルをより多く回し、蓄積したデータを比較することで、原因や要因を分析できフィードバックも可能となります。

他にも「データはコンパスとして使う。宝の地図ではない。」というのがとても印象的でした。そして商品が売れるかどうかは『需要』と『お客様から探してもらえるか』この2つが確定しているかどうかなのだと肝に銘じました。

今後、世界はテクノベートによる新たなビジネスモデルの時代に突入します。SNSの活用やイベント企画に加え、これからはAIによる技術革新、DX化なども、ECマーケティングに欠かせない要素となるでしょう。ECは弊社にとってまったくの未開拓市場ですが、ECがもたらす多くの可能性に胸を躍らされた刺激ある講演会でした。

コラム

日本道経会 理事を拝命して

この度、理事を拝命いたしました株式会社小松製菓の小松豊と申します。日頃は皆様に格別なるご高配を賜り、この場をお借り致しまして心より感謝申し上げます。 さて、弊社は南部せんべいという郷土菓子の製造・小売の商いを昭和23年よりはじめて創業75年になります。創業者は祖父母で、私で世代としては3代目にあたります。先代の父(務)からは、私が小さいころ、おそらく昭和30~40年代のころのことでしょうか、「せんべやっこ」とよくバカにされて悔しい思いをしたと、述懐していたことを思い出す...続きを読む