一般社団法人 日本道経会

一般社団法人 日本道経会

日本道経会は、「道徳経済一体」の理念に基づき、産業人教育の推進ならびに繁栄と永続の企業の創造につとめ、 経済倫理の確立および経済界の安定的発展に寄与し、地球市民の一員として社会に貢献することを目的としています。

活動予定

令和5年12月3日~12日
3日(日)
4日(月)
5日(火)
6日(水)
7日(木)
8日(金)
9日(土)
10日(日)
11日(月)
12日(火)

東京支部

活動報告
令和5年10月16日
  • 株式会社みやこ食品
國本 文和

令和5年8月26日(土)13時30分より千代田区の學士会館にて、東京支部主催の道経一体経営セミナーが開催されました。講師に株式会社八天堂代表取締役の森光孝雅氏と株式会社さんびる代表取締役の田中正彦氏をお招きし、「徳づくりの経営」をテキストに50分×4コマの講義をしていただきました。経営理念とは「あるべき姿」「ありたい姿」を明文化したものであると田中講師は言います。「有名企業」「好待遇」だから善い会社ということではありません。「この会社で働きたい」と業種ではなく「会社の姿」を見て就職先に選んでもらえる、そういう善い会社に成るためには何より“人づくり”が大事なのです。人の教育とは心に火をつけること。まず経営者自身が心を奮わせないで、いったい誰が共感してくれるでしょう。さんびるの社員は社長を「正彦さん」と名前で呼ぶのです。役職は責任を与えているだけで、時としてコミュニケーションの弊害となります。地位や性別に関係なく、目的を共にする仲間であることに変わりはない。それを経営者自らが示し、実践しているのです。森光講師も言います、「社長は能力じゃない、想いだ」と。「創業は易く、守成は難し」と云われますが、八天堂もまた強烈な想いに裏付けされた覚悟と信念の元、「生くりーむパン」への一点集中という決断により倒産の危機をV字回復させました。逆境の中、本来は強力粉でつくるパンを薄力粉でつくるという創造力で、冷蔵しても硬くならない高付加価値の看板商品を生み出したのです。両社に共通するのは「創造と育成を資本に、未来を見据えた経営」を組織が一体となって行うところにあります。これは生成化育の経営といってもいいでしょう。すべては人であり、人が行うものであるからこそ、企業は人づくり、果ては徳づくりに努めなければならない。そんな思いに駆られ胸を熱くしたセミナーでした。

 

コラム

第10回互敬塾全国大会in福岡

令和5年10月20日(金)13時より、一般社団法人日本道経会互敬塾の「第10回互敬塾全国大会in福岡 不易流行 継ぐ~Love is Action」がANAクラウンプラザホテル福岡にて開催されました。若き廣池千九郎青年の過ごした九州、リアルのみの開催で参加人数は全体で197名と大盛会となりました。 挨拶を互敬塾塾長の原田晋一氏、開会挨拶を実行委員長の吉冨洋子が行いました。基調講演では、大分県佐伯市より330年以上続く9代目、万能調味料『塩こうじ』ブームの火付け役、有限会...続きを読む