滋賀支部 経済講演会
- 事務局長
令和5年9月20日(水)に、ホテルボストンプラザ草津にて、滋賀経済講演会を開催しました。講師に、麗澤大学大学院 特別教授(前学長)中山 理 氏をお迎えして、「企業の持続可能性に必要なものは何か?~SDGsの視点から~」と題して、ご講演いいただきました。
(Part1)「これまでのグローバルな対話で見えてきたもの~科学文明と精神文明を繋ぐモラロジーの役割」
(Part2)「SDGsの視点から見た持続可能性」
(Part3)「日本人らしいSDGsを求めて」
久しぶりに大学の講義を受けているかのような雰囲気の中で、中山講師のユーモアを交えたお話もあり、あっと言う間に時間が過ぎました。
特に、(Part3)の「日本人らしいSDGsを求めて」では、「ウェルビーイング(well-being)における持続可能性」
- 人間の自己中心的な考え方をなくし、真の高いモラルを体得・実行しなければ真の完全なる安心、平和、永久の幸福はない。
- 人類の教訓による知徳一体のコンセプトを科学的、学問的方法で言及することが、現代の人類に安心、平和、永久の幸福への第一歩。
- 個人としては天爵(高い品性)を得ると、人間の精神作用と行為が天地自然の法則に合致するので、真の永久なる安心、平和、幸福が実現する。
- 創業は易く守成は難し 持続可能性の開発目標はモノだけでなく心
- 創業にも守成にも苦労して人を愛す ウェルビーイングの実現という廣池千九郎博士の考える「SDGs」を分かりやすくご説明いただき、大いに共鳴いたしました。
最後に、公私共にご多忙の中、ご出講いただきました中山 理 講師に深く感謝申し上げ、ご報告とさせていただきます。