一般社団法人 日本道経会

一般社団法人 日本道経会

日本道経会は、「道徳経済一体」の理念に基づき、産業人教育の推進ならびに繁栄と永続の企業の創造につとめ、 経済倫理の確立および経済界の安定的発展に寄与し、地球市民の一員として社会に貢献することを目的としています。

活動予定

令和6年4月14日~23日
14日(日)
15日(月)
16日(火)
17日(水)
18日(木)
19日(金)
20日(土)
21日(日)
22日(月)
23日(火)

長崎支部 例会

活動報告
令和6年2月19日
  • 広報委員長
原 拓也

長崎支部の12月忘年例会が令和5年12月21日(木)に長崎新聞文化ホールアストピアにて開催されました。上田代表幹事からは、過去の振り返りを明日の前進の糧にしていただきたい、たまには仕事や数字に惑わされず、生きていることに感謝して幸せを真剣に考えましょう、と挨拶がありました。その後「ウェルビーイング経営~従業員と社会を幸せにする経営とは!?~」と題して慶應義塾大学院教授の前野隆司氏と、その奥様の前野マドカ氏の講演がありました。

人を育てる仕事をしたいと幸せの研究を始めた前野隆司氏は、社員が幸せに働く経営ができれば、働きかた改革も人的資源も日本道経会が目指す社会に役立つ経営もうまくいくと語ります。

WHOの健康の定義では、ウェルビーイングとは身体精神社会的に良好な状態のことだとされています。幸せの要素として他にも視野の広さ、チャレンジ精神、協調性、やる気、思いやりなどもあげられます。面白いことにアンケートを取ると、幸せな人は利他的な傾向が高く、不幸せな人は利己的な傾向が高いそうです。隆司氏は、人のために尽くす人は幸せな人だと結論づけます。

心の良い状態というものがいかに倫理的経営と密接な関係があるか、倫理的生き方とウェルビーイングと幸せとは非常に近いということについて話が進みます。社員の幸福度とパフォーマンスについても幸福度の高い社員は創造性が3倍、生産性は31%、売り上げは37%高い数字もあります。幸せな人は長寿でもあります。カーネマンの研究によると、一定の年収を超えると感情的幸福と年収に相関はないことがわかっています。

お金やモノ、社会的地位などの地位材ではなく、非地位材型の幸せが、つまり安全などの環境に基づく社会的な良好な状態、健康など身体的な良好な状態、心的な精神的に良好な状態が長続きをするとのこと。そのための幸せの4つの因子を示していただきました。自己実現と成長のやってみよう因子、つながりと感謝のありがとう因子、前向きと楽観のなんとかなる因子、独立と自分らしさのありのままに因子、この4つをこれからの私たちの心のあり方として大事に育てていきたいと思います。

妻のマドカ氏は隆司氏の研究室で学びながら、株式会社ポーラについて調査した「幸せなチームが結果を出す」の発刊をするなど、社会実践に取り組んでいます。ありがとうが飛び交い、自分で考えて自分で行動するチームの事例をもとに、相手を変えるのではなく自分を変えることの重要性を語っていただきました。

講演会終了後には懇談会があり、お互いを満点と認める前野夫婦を囲み、笑顔溢れる忘年会となりました。

コラム

創業70周年に思う

弊社は、昭和28年9月に、西都市の手漉き和紙製造業の山﨑製紙株式会社から、二男であった父(故人)が製販分離のもとに、宮崎市で山﨑紙店を創業いたしました。当時は、父と母と中学卒業の従業員の三人でのスタートでした。 新天地での知り合いの居なかったそのころ、何かのご縁でモラロジーとの出会いがあり、三人は道徳をよく学んでいました。私も子供ながらに、その会合に連れていかれたことを記憶しています。 創業35年に、私が社長を引き継いだ時に、社訓に加えて、「一.信用第一、一.誠心...続きを読む