奈良支部・道経一体経営セミナー
- 事務局
令和6年7月12日(金)14:00から18:10まで、道経一体経営セミナーが橿原神宮養正殿にて、参加者67名で開催されました。
講義は、第1章「道経一体と品性資本の経営」と第3章「ひとづくりの経営」を大賀道明講師が担当され、第2章「顧客づくり・モノづくりと致富の経営」と第4章「歴史づくりの経営」を福田靖久講師が担当されました。
大賀講師は、岡山市と倉敷市でタクシー・介護・派遣事業を展開されておられ、今回のセミナーでは、お父様からタクシー事業を引き継いでからの苦労と現在の状況を中心にお話しいただき、特に「どこに行っても通用する社員を育てる」ことを中心にしていること、相手の気持ちがわかる社員づくりが組織品性につながり、社徳となり、顧客満足につながる。売上追求、規模拡大だけではだめで、人との良い縁を作ることが大事であるとお話しいただきました。
福田講師は、東大阪市で粉末調味料の製造販売を展開されておられます。お父様から事業を引き継がれたときは会社をどう存続させていくかと悩まれましたが、少ロットで販売する戦略をとり、お客様のニーズに応え、喜んでいただく、安心していただくことを第一に経営されています。
また、お父様はモラロジーの精神で道経一体の経営をされ、自分はその恩恵を受けていることに感謝していることや社員が新入社員をケガさせたことで、社員を守ることができなかったことに大いに反省された体験を話され、その経験から一番困る者が一番反省しなければならないことに気づき、困った時が変わるチャンスであると話されました。そして、次の世代を育てることにより自分の徳を積むことができ、次の世代に伝えることができる。徳を積むことができれば必要な時に必要な分だけ与えられるとお話しいただきました。
今回のセミナーでは、人づくりは自分づくりであると改めて感じることができました。セミナーの後は懇親会に移り、楽しい時間を過ごすことができました。感謝。