三重支部 例会
- 事務局長
令和6年2月15日(木)15:00より、SYNTHビジネスセンター近鉄四日市にて、麗澤大学国際学部 教授 岩澤知子氏をお招きし、三重支部2月度例会を開催いたしました。
「日本人にとって「神」とは何かー「カミ」の源流を求めて」というテーマで、神話や日本語に込められたパワーについて等、とても興味深いお話をとてもわかりやすくお話しいただきました。先生の講話の中で、日本語の語源を沢山教えていただき、普段何気なく使う言葉にも言霊という言葉があるようにパワーが宿っている事を改めて感じ、言葉の使い方に対しての意識が変わりました。先生は、日本語「なる」の世界観について「生る・変化・成る」自ら発生・成長・増殖していく「生成の原理」無限に生成変化していく「いのち」のダイナミズムとおっしゃっていて、ひとつひとつの言葉の語源を知ることはとても面白く、語源辞典を開くきっかけをいただきました。こういった神話や語源に触れることで、先生がお伝えしてくれた、岡本太郎の言葉『日本の伝統より』「『伝統とは何か』を問う事は、己の存在の根源を掘り起こし、つかみ取る作業。人間の根源にさかのぼり、本来の生きがいをつかみとるために挑むべきこと。我々が置き忘れてきてしまった-しかし、心の底に、まだ熱く生き続けているもの。」というメッセージはとても深い意味があり、日本人として今真剣に思い出すべきことではないかと強く感じました。