一般社団法人 日本道経会

一般社団法人 日本道経会

日本道経会は、「道徳経済一体」の理念に基づき、産業人教育の推進ならびに繁栄と永続の企業の創造につとめ、 経済倫理の確立および経済界の安定的発展に寄与し、地球市民の一員として社会に貢献することを目的としています。

活動予定

令和6年10月4日~13日
4日(金)
5日(土)
6日(日)
7日(月)
8日(火)
9日(水)
10日(木)
11日(金)
12日(土)
13日(日)

長崎互敬塾 移動例会

活動報告
令和6年9月19日
  • 副支部長
古川 洋平

長崎互敬塾の移動例会として、(株)落水正商店様へ会社訪問をし、落水日朗社長により現地にてお話しをいただきました。

鶏卵生産に対する深い愛情と誇りが感じられる、非常に感銘を受ける経験でした。落水社長は飼育している鶏を社員同等と考えており、一羽一羽に対する配慮が工場全体に行き渡っていることを感じさせられました。

日本で飼育されている鶏は、全国1億5000万羽、長崎で150万羽、そのうち30万羽を(株)落水正商店で飼育されているそうです。鶏に対する徹底したケアが行われており、カンピロバクターやサルモネラといった菌検査への対応の徹底や、抗生剤を使用せずに鶏が病気を乗り越えられるようにしているなど真摯な取り組みがうかがうかがえました。

HACCP対応型センターの設備投資を果敢に進めた姿勢には経営者としての当時の覚悟を感じました。慎重且つ挑戦者であること。学びが多い部分だと感じます。また経営判断に悩んでいる時、日本道経会会員企業の支援を受けながら困難を乗り越えた経験談もお聞きすることができ、窮地での仲間の存在としても道経一体を学ぶ同志がそばにいる大切さを実感します。

「利益を追求することよりも、良質な卵を作ることに全力を注ぐ」という姿勢を強く持たれていることがとても印象的でした。太陽卵の開発に20年もの歳月を費やし、年間多くの研究費を投じたその情熱と信念には心を打たれました。

(株)落水正商店の訪問を通じて、卵生産に対する深い敬意を感じるとともに、今後も様々なご指導をいただき、また参加の互敬塾メンバーとしても地元の同企業を応援したいと強く感じました。

コラム

日本道経会 理事を拝命して

この度、令和6年5月より日本道経会理事を拝命いたしました寺下敏弘と申します。 (株)寺下機型製作所は、鋳造用の「型」を専門に製作している会社です。鋳造とは、熱で溶かした鉄やアルミニウムなどの金属を型に流し込み、冷やして固めることで、型の形状通りの製品を作る技術です。このように鋳造によって作られた製品を「鋳物」と呼び、その鋳物を作るための型を「鋳型」と言います。特に、砂を固めて作る「砂型」が広く使用されていますが、弊社ではその砂型を作るための型を木、樹脂、金属で製作してい...続きを読む