一般社団法人 日本道経会

一般社団法人 日本道経会

日本道経会は、「道徳経済一体」の理念に基づき、産業人教育の推進ならびに繁栄と永続の企業の創造につとめ、 経済倫理の確立および経済界の安定的発展に寄与し、地球市民の一員として社会に貢献することを目的としています。

活動予定

令和7年4月25日~5月4日
25日(金)
26日(土)
27日(日)
28日(月)
29日(火)
30日(水)
1日(木)
2日(金)
3日(土)
4日(日)

奈良支部 2月例会

活動報告
令和7年4月21日
  • 事務局
上田 豊彦

令和7年2月14日(金)午後5時20分から8時10分まで、橿原神宮養正殿において例会が開催されました。例会の講師には竹本教育研究所代表 竹本 三保 氏をお迎えし、「「国防」と「教育」 ~ 異業種のリーダーシップと理想の職場づくり ~」をテーマに講演していただきました。参加者は39名、講演の後は、竹本講師を囲んでの懇親会で楽しいひと時を過ごしていただきました。

竹本講師は、奈良女子大文学部を卒業後の昭和54年、海上自衛隊に入り、青森地方協力本部長、中央システム通信隊司令などを歴任して平成23年に退官し、24年から5年間、公募で就任した大阪府立狭山高校長を務められました。令和2年に自宅に竹本教育研究所を開設し、現在は母校の同大学に令和4年に新設された工学部の非常勤講師を務められています。

今回の講演では、はじめに、日本の宿命として「海に囲まれた貿易立国の日本にとって、海上防衛は最も重要」である、「教育」は「国防」と同じくらいに重要であるとして「国防」と「教育」は国の2本柱であると話されました。続いて、1.自衛官時代の振り返り、2.なぜ「民間人校長」をめざしたか? 3.二度にわたる異文化との出会い 4“.さやま”の取組みと挑戦 5.チームづくりのための情報の共有と共通の目標 6.キャリア・アップの必要性 7.校長としての覚悟と危機管理 8.自衛隊と教育現場における実践

9.組織のリーダーとしてのやりがい 10.理想の職場づくり、終わりに、竹本流「リーダーの本質」とは、についてお話しいただきました。

自衛官時代の振り返りの中では、完全な男性社会の中で、仕事に臨む心構えとして、最も大切なことは、Equal Rights Equal Risksであり、第2子妊娠中の訓練で体調不良を伝えたが休むことは出来なくて流産するというつらい経験を話されました。また、「後輩に道をつくること」を自分の目標として、誰かのために頑張ることが、自分の目標達成につながると強調されました。

なぜ「民間人校長」をめざしたか、については、10代の頃から「国防」と同様に重要だと考えていた「教育」分野への挑戦、日本の将来を担う若者を育てたいという思いが、自衛官退官の時期が近づくにつれ、次のミッションとして頭の中を占めていき、そんな時に、大阪府が実施する府立学校長の公募が目に留まり、挑戦した結果、平成23年9月に合格通知を手にしたと話されました。

また、自衛隊と教育現場における実践のお話の中では、「危機管理」と「隊員・教員・生徒」を鼓舞することや部下、教員のキャリアアップ、結果を出すためのチーム作り(数値目標を与える)が重要であると話されました。ほかにも、個人としても組織としても自己実現と社会貢献が大切である、理想の組織とは不安がなくて認めてもらえる組織である。最後に、リーダーの役割・本質とは、覚悟を決めること・自分が何とかするという覚悟、統率力を磨くこと・人間磨き、社会で何かの役に立つという生き方をするということであると話され、講演を締め括られました。

コラム

全国を繋ぐ互敬塾

現在、互敬塾の塾長を務めさせて頂いております原田晋一と申します。 互敬塾といいますのは50歳以下の若手経営者と幹部社員を対象としたネットワークで全国に20の支部があり、それぞれの支部の位置付けとしましては日本道経会(親会)の各支部の下部組織となります。 ですので、これまで各支部の活動に関しましては、それぞれの自主性にお任せして、自由な発想で支部運営をして頂き、道経一体思想を学ぶだけでなく当初想定していなかった形の例会(たとえばアウトドア例会や奉仕活動)、他にも他団...続きを読む